3月の糠平
雪の多い冬でした。

3月に入りここ糠平も急速に春めいてきました。今(3月3日深夜)の気温が-1℃です。この分では明日は3ヶ月ぶりぐらいに気温がプラスになりそうです。今朝はまだマイナス20度もあったのにね。
このように糠平の春は気温差が大きいのが特徴です。それでも、もうダイヤモンドダストが出るような寒さは来ないでしょう。お客さんには残念かもしれませんが、暖かくなってほっとしたというのが正直な気持ちです。
今年に冬を振り返ってみると、気温は平年並だったけど、雪の多い年でした。特に1月の道東(十勝、釧路といった、北海道東部の太平洋側)は記録的な降雪量でした。糠平も例外ではなく、最初のドカ雪が1月7日に降ったあとは、雪かきが終わらない内に次の雪が降るという悪夢のような日が続き、ユースOPEN以来もっとも除雪が辛かったです。
そんなわけで今月号は、南の地方の人には珍しい雪かきの様子を画像で紹介します。
 
1:屋根の雪降ろし
最近の北海道では、無落雪(屋根が平らで、一冬分の雪を載せても大丈夫なタイプ)か、急傾斜で雪を落とす住宅が多く、いまだに雪降ろしをしている家は少数派です。うちは古い家なので、屋根の傾斜が中途半端でこのようにして雪を下ろします。最も全部やったら大変なので、“すが漏り”しそうなとこだけだけど。
すが漏りとは、雪が解けて屋根のトタンの中に入り凍り、膨張する事によって、雨漏りを起す事です。2階建てとはいえ、結構高くてしかもトタンが滑りやすいので怖いです。毎年北海道では屋根から落ちて亡くなる方がいます。いつかは俺かも、、、
スコップで雪をぶん投げます  結構命がけ
 
2:ママさんダンプで雪かき
これこそが雪かきの基本。スノーダンプ(通称:ママさんダンプ)で積もった雪を運ぶところです。降った直後は軽いけど、サボって何日も経ってから除雪をすると、雪が固く重くなって腰にきます。通常はこれに載せて各家庭の雪捨て場に雪を積み上げるのですが、うちはたまたま玄関前に排水溝があって、そこに温泉の廃湯が流れるので、この排水溝に雪を放り込んでおしまい。でも、時間帯によっては流れが悪くすぐ詰まってしまうのが悩みです。
これがママさんダンプだっ  排水溝に雪を捨てます
 
3:ツララ落とし
軒先に出来たツララは大きくならないうちに落とします。このまま成長させると鍾乳石のように立派なものが出来て面白いけど、それが落ちてきて窓ガラスを突き破ってしまう事があります。今年も一枚やられてしまった、シクシク。
埼玉育ちの私は、中学校の時に北海道にいた事もある友人から、『北海道ではいつも氷点下だから雪が解けずツララが出来ないんだよ』と教えてもらい感動した覚えがあります。ところがこちらに来てみると、それはそれは立派なツララが出来るではありませんか。『あー、いっぱい食わされたんだなぁ』とツララを見るとき思い出します。
ツララ落としも一苦労
 
3月のツアー・イベント
糠平温泉スキーパック(毎日)
XCスキーツアー(毎日)

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