士幌線アーチ橋〜南部編
5月下旬になり、南の方では梅雨入り間近なのでしょうか、パッとしない天気が続いているようですね。そんな時こそ北海道!糠平周辺は桜が咲いています。気温も日中は20℃近くになり、気持ちの良い季節となりました。
と、油断していたら昨日(5/21)には雪混じりの雨が降り、三国峠が通行止めになってしまいました。糠平で雪が降ったのは自分が来て8年で最も遅い記録です。ちなみに十勝三股では5年ぐらい前6/4に雪が降りました。

ということで、3週間ぶりの糠平便りをお届けいたします。
今月から3回の予定で、北海道遺産にも認定されている旧国鉄士幌線のコンクリートアーチ橋梁群をご紹介します。まずは糠平湖の南に残るアーチ橋を取り上げます。
 
士幌線(しほろせん)

士幌線とは1930年代に作られた鉄道で、帯広から糠平を通り、十勝三股まで伸びていました。しかし1987年に廃止になり、今ではコンクリートで作られたアーチ型の橋と、いくつかの駅跡がわずかに残るだけとなっています。
このアーチ橋は形の美しさと歴史的な価値を認められ、最近ではうちの宿に来る人達の1番人気の観光スポットになっています。
なお、現在すべての橋の上は立ち入り禁止になっています。
   
第3音更川橋梁
糠平湖の南は音更川の両側に山が迫り、仙翠峡(せんすいきょう)、音更山道と呼ばれた谷底のような地形が続いています。そのため多くの橋が架けられていました。その中でもアーチの間隔が最長なのが、第3音更川橋梁です。
糠平から国道で約7km南に行ったところに、泉翠橋があります。この橋のすぐ脇に平行して架かっています。ただし、国道よりもやや低い位置にあるので車の中からは見えません。橋の手前糠平側に車を止めて、歩道を歩いて見に行きましょう。
また橋の帯広側には、かつて黒石平駅がありました。いまでも落石除けの覆いを出た所に、元の駅に降りて行く階段が残されています。ここから線路跡伝いに第3音更川橋梁のそばまで行くことができます。

国道から見るとこんな感じ

黒石平駅跡 階段わかるかな?
第2音更川陸橋
音更川が1番狭くなっている所に架かるアーチ橋です。糠平ダムの完成(1955年)と共に使われなくなり、いまでは橋の上に立派な木が生えています。場所は糠平の南約6kmで、鱒見橋を渡った所を右側に100mほど入った所です。昨年までは車で入れましたが、今は無理なので少し歩くことになります。
鱒見橋には駐車スペースがないので、次に紹介する第4音更川橋梁そばのに置いて歩いて行きましょう。(徒歩約8分)

この橋のそばに、ダムが出来た後に使われた新線の橋も残っています。
第4音更川橋梁
糠平の南側では国道から1番見えやすい位置にある橋です。中央部が欠けているのは、この部分だけ鉄で作られていたため撤去されたからです。
鱒見トンネル手前右側に見えます。車は反対の左側に土の空き地があるのでここに止めましょう。
   
“さようなら”牛乳です。
変な看板として一部で非常に人気のあった、『こんにちは牛乳です』看板がとうとう撤去されることになりました。
看板やさんの話しではまだ正式に決まったわけではないが、6月には新しい看板になるようです。今度は農協のお店の看板らしいので、残念ながら水着のお姉さんは登場しないでしょう…。ということでマニアな方、急げ!
場所は士幌町の国道241号線沿い。糠平から帯広方面に走るとすぐ分かります。

見られるのもあとわずか…
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〒080-1403 北海道河東郡上士幌町糠平温泉 東大雪ぬかびらユースホステル
ペアレント 塩崎 健(たけし)
TEL:01564-4-2004
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