はたらくくるま
こんにちは。いよいよ2月、冬真っ盛りですね。
今年は珍しくインフルエンザの流行が無いようで、ここまで風邪も引かずに過してきました。皆さんはいかがですか?
さて今月は、除雪車特集です。冬の道を雪から守るために、糠平周辺にいる変な自動車をまとめてみました。雪国の人にはお馴染みのものかもしれませんが、ご紹介します。ちなみに車の名称とかは自分が勝手に付けているので、間違ってるかもしてません。誰か詳しい人がいたら教えてね。

@ 除雪車
道路に積もった雪を道の外にどける車です。雪が降ったら一番最初にやってきます。運転席前の固定式と、ちょっと写っていませんが車体の後部に折畳式の排雪板(っていうのかな?スコップの大きなのです)で道路に雪をとりあえず横にどけて行きます。また車体の下に、路面の氷を削りとって平らにするための板(グレーダー)も付いています。
除雪車
A グレーダー
雪を除雪したあとにも、道路の上に凍りついた部分が残ります。これがまた運転するときにおっかないんです。変に乗り上げるとふらふらするし、スリップの原因にもなります。そこでこの氷を取り除くのがグレーダーです。車体の真中に板があって、これでガーッて削って行きます。
グレーダー
B ホッパ車
グレーダーで削っても完璧にはアスファルトが出てきません。道路の上が凍ったいわゆるアイスバーン状態になることがあります。そこで車が滑らないようにするのがこれです。塩水(かなりしょっぱいらしい)と砂を車の後ろから撒いていって、道路をざらざらにしてくれます。
ホッパ車
C ロータリー車
除雪して行った雪もだんだん道の両側に溜まってくるとこの車の出動です。
特に町の中とか、道路の両側に雪が溜まって見通しが悪くなり危険な所で作業しているのを見かけます。前の赤い歯みたいなもので雪山を崩しながら雪をいったん吸いこんで、運転席前の煙突のようなものから外に吐き出します。街中でやる時など吐き出す場所が無い時には、横にダンプカーが付いて、この中に雪を積み込みます。地元ではこれを排雪作業と呼んでいます。迫力があって、見ていて楽しいですよ。
ロータリー車  
D 町の除雪車
@からCまでの車は、開発局といって、国道の除雪を担当している役所の機械です。糠平温泉街の中は町の除雪車が雪かきをしてくれます。糠平を担当しているのはいつも同じおじさんで、見事な除雪の技を見せてくれます。国道もそうですが、一定以上の積雪量(10cmぐらいかな)になると昼夜を問わず除雪しなけらばならない大変な仕事です。除雪車は雪を掻き分けながら通るので、夜中にゴゴゴゴーという音で目が覚めることがあります。そうなると『あー、明日は雪かきだー』という悲しい気持ちでまた眠りにつかなければなりません。
町の除雪車
E ブルドーザー
ユースの駐車場の除雪をしている所です。糠平に来てからいろんなことを体験できましたが、ブルの運転というのもその一つです。そんなに難しくは無いけど、ハンドルが無いので曲がるときは片側のキャタピラだけ回して方向を変え無くてはなりません。子供の頃作ったリモコン戦車のプラモデルを思い出しながら運転しています。普段はママさんダンプ(糠平便り2000年3月号参照)で雪かきをしていますが、一晩に40cmとか積もるととても追いつかなくなります。そんな時は近くのホテルとかからブルドーザーを借りてきて、庭の隅に雪を積み上げてしまいます。ママさんダンプなら1日から2日かかるところを1時間ぐらいで作業が終わるので便利だけど、お隣の土地まで雪が行ってしまったり、雪山が大きくなって駐車スペースが取れなくなるので、最後の手段です。と言いつつ、今年はもう3回も最後の手段を使ってしまった…。
ブルドーザー
最後に、冬の北海道を車で旅行しようと思っている皆さんへ。冬道では急ハンドル、急ブレーキは禁物です。また、田舎の方よりも町の中のほうが滑りやすくなっていることが多いです。ゆっくり走っていてもスリップやスピンは起こるので、気を付けてくださいね。平均速度も夏の3分の2ぐらいと思ったほうが良いです。時間に余裕を持った計画で旅行して下さい。そして危ないなと思ったら引き返す勇気が必要です。
 
2月のツアー・イベント
糠平温泉スキーパック(毎日)
ワカサギ釣りツアー(月、水、木、土曜日)
クロスカントリースキーツアー(火、金、日曜日)
層雲峡氷瀑祭見物(2月3日)
XCスキーで行く幻の温泉復活ツアー(2月15日〜17日)
糠平湖〜然別湖横断スキー大会(2月18日)
開所記念ワカサギ釣り大会(2月25日)

糠平だよりップページ