タウシュベツめがね橋 | |
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3月に入り日差しがどんどん強くなってきました。 気温も先月来暖かな傾向が゙続いていて、屋根の雪が全部落ちたり、駐車場の(雪が溶け)地面が見えたりと急に春らしくなってきています。 この時期は日差しも強く、雪面からの照り返しもあるので、外で遊ぶとあっという間に日焼けしてしまいます。特に女性の方、お肌対策は抜かり無く! さて今月のぬかびら便りは、糠平湖に架る“タウシュベツ橋梁”の紹介です。 タウシュベツ橋梁は旧国鉄士幌線が使っていた、コンクリート製のアーチ橋です。アーチの部分が11個もある大きな橋で、糠平の北東10qほどの所にあります。糠平湖が出来る前に作られた橋で、昭和30年、湖の完成と共に廃線となりました。レールは剥がされたようですが、コンクリート製の橋は他に使い道も無いので、そのまま残されています。 地元では“めがね橋”の名前で呼ばれています。これは、糠平湖の水面に橋が映るすがたがめがねのように見える事からきています。 |
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風の無い時はこのように水面に橋が映ってめがねのように見えます。 |
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しかし、いつでもこのように見えるわけではありません。 糠平湖は発電用のダム湖なため、電力会社の都合で水位が20mぐらい上下するのです。例年は今(3月)からGWにかけてが1番水位が下がった状態になり、橋の根本まで現れます。その後雪融け水の流入と共に水位が上がり始め、6月の中頃には上の写真のような状態になります。その後徐々に水かさを増してゆき、8月の後半になると9割方沈んだ状態になることが多いです。 |
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昨年の8月20日過ぎ。かろうじてアーチの部分が見えています。 |
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秋になると、大雨の後など橋は完全に沈むことが多くなってきます。水面の下にうっすらとコンクリートが見えるのも、不思議な景観ではあります。水の多い年はそのまま冬を迎え、12月初めぐらいから糠平湖は氷が張り始めます。そして氷の下から発電用に水を抜き始めると、まるで氷を突き破ったように橋が姿をあらわし始めます。 | |
冬は湖の水位がどんどん下がる時期です。ワカサギ釣りをしていると水位の変化で氷がひずんでヒビの入る音が聞こえることがあります。 毎日少しづつ下がってゆき、2月頃には左のような状態になります。 |
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こうして毎年、橋は沈んだり出たりを繰り返しています。その為だいぶ痛んできています。特に冬の間、氷が橋を削りながら水位を下げて行くので、あと何年持つのか分からない状態になってきました。これは橋の作り方にも原因があって、周りは鉄筋コンクリートで出来ていますが、中には石が積めこまれているだけなのです。その為コンクリートが剥がれたら一気に崩れる可能性が高いように思います。そして下の写真のように、もうコンクリートに小さいけど穴が空き始めました。 今のままの眺めを楽しみたい方、お早めに遊びに来て下さい。 |
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橋の上部から壊れかけています。 |
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旧国鉄士幌線にはこのほかにも数多くのコンクリートアーチ橋が使われていました。今でも残っているものも多く、そちらも一緒に訪ねてみるのも面白いと思います アーチ橋や旧国鉄士幌線についてもっと知りたい方は、アーチ橋友の会のホームページへどうぞ HPはこちら→ |